特定非営利活動法人  かごしま GIS・GPS 技術研究所

活動報告


地理空間情報の利活用に関する勉強会

 平成25年度,鹿児島県域における地理空間情報活用推進を図る目的で,NPO法人かごしまGIS・GPS技術研究所では,地方公共団体や大学及び企業の職員を対象に地理空間情報の活用に関する勉強会を行いました.

 平成25年10月28日に鹿児島大学にて第1回目勉強会「地理院マップシートを用いた地理空間情報活用法等に関する勉強会」が行われ,国土地理院からは地理院マップシートの説明および実習が行われました.実習で用いた地理院マップシートは国が提供する無料ソフトで,位置情報に関する業務などいろんな場面にも利用できます.参加した関係者は,いろいろな業務で利活用が可能であると気付いたことと思います.一方で,地理空間情報利活用事例紹介として秋田県大仙市総合防災課長より「GISを利用した空き家対策における情報共有と活用法について」と題して講演が行われました.講演では,雪国における空き家対策の重要性が述べられ,これらの事業を行う上でGISを活用した事例等の紹介がありました.また,空き家情報を空間情報として管理活用し「地域防災」や「空き家バンク」といった防災や地域活性化に役立てたなどの多くの紹介がありました.

 平成25年11月22日に鹿児島県自治会にて第2回目勉強会「地方公共団体を対象とした地理空間情報を活用した事例紹介」が行われました.勉強会では福岡県直方市より「直方市におけるGIS等の利活用事例について」と題し事例講演がありました.講演では,各種台帳システムとスマートフォンとの連動した活用法や,コスト等の効果の算定法等の紹介がありました.最後には自治体GISに必要なものとして「人」が一番大事との思いが伝えられました.公益財団法人鹿児島県測量設計業協会からは会員企業より,大福コンサルタント(株)「河川管理情報システム」,(株)大進「Small GISシリーズ」,(有)江口測量設計「地理空間情報の活用」の3名の担当者が,自社が販売しているGISの紹介がありました.発表者のうち2名はNPOのメンバーです.最後に,鹿児島大学水産学部教授 西隆一郎先生より「沿岸域環境へのGISの応用−水圏GIS事始め−」と題しての講演がありました.講演では河川から沿岸そして海洋に至るまで,水圏に関するGISの研究についての紹介があり,研究や大学教育においてGISが有用であり重要との見解を示されました.

 本勉強会は地理空間情報活用推進基本法に関する基本計画をうけ,平成22年2月に国土地理院を事務局とした「地理空間情報活用に関する九州地区産学官連携協議会」の委員である県,業界(NPO含む),学を中心に,鹿児島地域連携組織の形成を目指した地域活動によって運営されております.今後も,鹿児島県内における地理空間情報の利活用に関する活動を行っていきます.
 

 


 

 

第1回勉強会の様子


 

第2回勉強会の様子